ウクライナ侵攻を進めるロシアのプーチン大統領は19日、2カ月ぶりとなるトランプ米大統領との電話協議後、ウクライナの主権を無視し、米ロで停戦に向けた議論をリードしていく姿勢を改めて鮮明にした。トランプ氏の「懐柔」にも手応えを感じており、ウクライナが求める即時の停戦にも応じない構えだ。
「協議は非常に建設的で、高く評価する。問題は、すべての当事者が納得できる妥協点を見つけられるかだ」
プーチン氏はトランプ氏との協議後、記者団の前に現れて協議への満足感を示すと、「我々にとって最重要なのは、危機の根本原因の排除だ」と続けた。
危機の根本原因の排除とは…